秋から冬にかけて、学校で歌う歌の伴奏の曲を練習する生徒さんが増えます。
まずはオーディションから…というパターンが多いのですが。。。
以前にも書きましたが、学校の伴奏オーディションの場合、
受かる受からないは実力+αがあるような気がしています。

ある生徒さんは、ピアノを始めて二年余り。
とても前向きに一生懸命に練習してきます。
昨年末、合唱の伴奏オーディションを受けたいから…と
練習を始めた曲がありました。
正直、時間をかけて練習すれば弾けるようにはなるかもしれないけれど、
オーディションに間に合うかどうかはかなり微妙なレベルの曲。。。
そのことを本人にも話した上で、本人の強い希望もあり、
伴奏曲の練習を始めました。

結果は…やはり残念ながらでしたが、その後も練習は続き、
そして先日のレッスンでは遂に伴奏として充分通用するほどの
上達ぶりで演奏してくれました!
ペダルを使ったこともなかったのに、
きれいにペダルを踏み替えられるようにもなり。
熱意と努力の力を改めて教えられた気がしました。
今回彼女は伴奏者として選ばれることはありませんでしたが、
その努力はきっと次に繋がるだろうと思わせてくれるに値するものでした。